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「耐震等級とは?」耐震等級1・2・3違いと基礎について解説

日本は地震大国と呼ばれるくらい地震が多発している国です。そんな日本で家を建てる際には、「耐震等級」という項目に注意が必要です。

それでは、具体的に耐震等級とは何でしょうか? そして、どのようなポイントに基づいて決定されるでしょうか? 

この記事では、耐震等級の詳細と耐震等級を決めるポイントについて解説します。



目次[非表示]

  1. 1.耐震等級とは何か?
    1. 1.1.耐震等級1の特徴
    2. 1.2.耐震等級2の特徴
    3. 1.3.耐震等級3の特徴
  2. 2.耐震等級を決めるポイントは何?
  3. 3.耐震等級のメリットは何か?


耐震等級とは何か?


耐震等級は、建物の地震に対する耐久性を示す基準で、具体的には等級1から等級3までの3つの等級が存在します。

耐震等級1は建築基準法で定められた最低限の耐震性能を持つ建物を指します。一方、耐震等級2は建築基準法をより上回る耐震性能を持つ建物を、そして最新の耐震等級3はそれをさらに上回る建物を指します。
等級が上がるほど、地震に対する耐震性が向上します。特に最新の等級3は、従来の等級よりもさらに高い耐震性を持つと言われています。

耐震等級は、建物が大きな地震が発生した際に崩れない強さを持っているか、また建物の中の人々が生活する上で必要な最低限の機能を保持しているかを基準として設定されています。

耐震等級1の特徴

耐震等級1は、建築基準法で定められた最低限の耐震性能を意味します。

この等級に適合する建物は、数十年に一度発生する中規模地震(震度5レベル)に対して倒壊しないことを基準としています。

しかし、大規模地震(震度6~7レベル)に対しては、完全な安全性は保証されていません。

耐震等級2の特徴

耐震等級2は、耐震等級1の1.25倍の強度を持つとされる基準です。

これは、医療施設や学校などの避難所として機能する建物に適用されることが多いです。この等級に達する建物は、より頻繁に発生する中規模から大規模な地震に対しても、より高い耐久性を有しています。

耐震等級3の特徴

耐震等級3は、最も高い耐震性能を有する建物です。

耐震等級1の1.5倍の強度を持ち、警察署や消防署などの緊急施設に求められる基準です。つまり、非常に厳しい条件下でも安全を確保できる耐震性能を誇ります。

耐震等級3の住宅を選ぶことで、地震の際に住人の安全がより高く保証されます 。

耐震等級を決めるポイントは何?


耐震等級を決定するポイントとしては、建築物の構造や部材の強度、接合部の安定性などが評価されます。具体的には、以下のような要素が審査のポイントとなります。

まず、建物の構造です。木造や鉄骨造、鉄筋コンクリート造といった建築物の構造は、建物が地震に対して耐えうるかどうかを左右する重要な要素となります。
次に、部材の強度です。柱や梁、壁などの部材一つ一つが適切な強度を持っていなければなりません。そして、これらの部材がしっかりと接合されているかどうか、接合部の安定性も重要なポイントです。

また、建物自体の構造や強度だけでなく、その建物が建てられる地盤の状態も考慮されます。地盤が弱いと、地震時に地盤そのものが揺れ動き、建物が倒壊する危険性があります。
等級を決定するにあたり、これらの要素を総合的に評価し、各等級の基準が満たされているかどうかが判断されます。

耐震等級のメリットは何か?


耐震等級を高めにすることで、その分、建物の安全性が増すというメリットがあります。

等級が高いほど、大きな地震が発生した場合でも建物が倒壊する可能性が低くなるため、住居としての安全性・信頼性が向上します。
地震が起こった際には、倒壊だけでなく、揺れによって家具が転倒するなどの二次災害も心配となりますが、しっかりとした耐震性能を持つ家ならこのようなリスクを減らすことが可能です。
また、地震保険に加入している場合、耐震等級が高い家に住んでいると保険料が割安になるケースもあります。

高い耐震等級の家は地震の被害が少ない可能性が高いと考えられるためです。
さらに、自治体によっては耐震等級に応じて補助金を出しているところもありますので、これらを利用すれば初期費用の軽減も図れます。

まとめ

耐震等級は建築物の地震に対する耐久性を示す重要な指標であり、我々の生活に深く関わる部分です。

特に日本のような地震が多い国では、家を建てる際には必ず考慮すべきポイントです。耐震等級が高ければ、大きな地震が発生しても建物の倒壊を防ぎ、安全な環境を保つことが可能です。
家を建てる際には、予算内で最も高い耐震等級の家を建てることを心掛けることが重要です。

また、自宅周辺の自治体が提供している補助金制度なども活用し、ご自身の生活環境をより良くしましょう。

これらを踏まえつつ、耐震等級により深い理解を持ち、適切な住まい選びを行なっていきましょう

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